模試で返却される書類のうち皆さんが気になるのは1枚目の成績表でしょう。何点だったか、平均点はどうか、偏差値は?とか。

そうですね。それを知るのは模試の目的のひとつです。およそ受験準備で必要なのはゴールの設定と現在地の確認です。旅行に行くときにはたいてい目的地を決めてから乗り物やルートを検討します。それと同じで「どこの学校に行きたいか」を決めます。旅行と違うのは「今自分がどこにいるのか」の確認もいるのです。この確認に模試を使います。ゴールまでの距離を測っているのですね

しかし返却される模試書類のうちでもっと重要なことは2枚目の「単問分析表」です。これは模試の会社が全受験者のマルバツを一問一問分析して正答率を求めたもので、さらにそれが自分はマルだったかバツだったかを示してくれます。たとえば正答率が70%と書いてあれば100人中70人が正解になった問題だということを示しており、この問題が自分はバツだったらヤバイということがわかりますね。今回の模試の単問分析表は、正解率の高い問題を上から順にならべて示しています。表の上のほうにバツがついていたらそこが自分の弱点です。いや弱点という言葉に反応しないでね。ディスっているのではありませんよ。模試は頭の健康診断なのです。

知識の抜けはレントゲンで写真に写せないので問題集を端から端まで全部解いてみるしか見つける方法がないのですが、模試でその代わりをやっているのです。抜けがないか見つけるのが目的なので、バツがついたからと言って「失礼な!」とか憤慨してはいけません。(保護者も我が子のバツを叱るなんてもってのほかですよ!)

ところで正答率50%以上の問題を5科目すべてでマルにできれば普通に成績上位になります。

成績を上げたい人は模試が返却されたら正答率50%以上でバツのところを解答解説や教科書で調べながら自分が納得するまで探求すればよいのです。どうですか、1科目当たりで数えるとそんなにたいした数ではありませんでしょう?3個だとしても10点ぐらいは得点があがるのですよ。3個ぐらいだったら自分でやれると思うのです。

すべてのバツが気になるかもしれませんがそれを全部直すのは「今の自分」の実力では無理だと割り切りなさい。とにかく正答率50%以上でバツの問題だけを自分でどうにか解決してみましょう。塾や学校の先生がそのうち授業で教えてくれるだろうと待っていてはダメですよ。自分の個人的な弱点なので自分が自分の時間に自主的にやるのですよ。すでに成績のいい人なら正答率30%とかにハードルを上げてみましょう。

くどい文章を書いてしまいました。反省。