昨日、西宮市公立中学校3年生の第三回実力テストが実施されました。ながらくネットには上げていませんが毎年平均点情報は収集しています。浜甲子園の平均が伸びてきて去年は西宮でも真ん中ぐらいの成績になりました。上のほうは甲陵と瓦木の競り合い。下のほうもいつも同じで安定。今年も皆で協力して情報収集に努めますね!(コメント欄に情報下さるとありがたいです)

◆地元のみなさんにお伝えしたいこと
塾の勉強には、「A:現在学校で学習中の勉強を強化する内申対策」と「B:過去のすべてをおさらいする実力対策」の2つの柱があります。ふつうなら塾は普段はAに注力して、Bは季節講習や宿題で強化します。ところが現在(というか昔から)、当地ではBの対策に相当な時間が必要なのです。以下は推測ですが、幼児期の知育遊びの不足、小学校低学年で習得すべき基本的な読み書きそろばんの練習の怠りでしょう。タブレットの普及により家庭間格差はどんどん広がっているように思います。認知機能の強化なんてことを塾がやる時代が来てしまいました。我々もふつうの塾のように普段はAに注力出来たらラクなのになぁと思うのですが現状を無視できませんのでBにもそこそこの時間を割かれるのです。塾の毎回の時間延長はそれが原因なのでご了承くださいね。中3から塾をお考えの人はBについての時間をどんどん失っているということを認識してください。(今地元でオール4ぐらいなら大丈夫)

ところでAについてなのですが、学校の授業と自主学習だけで平均点が取れないのは大問題です。学校の授業がどうだ・・・クラスがどうだ・・・友達がどうだ・・・とか悪口をいうまえに考えるべきことがあります。普通なら自分で学校のワークやプリントでテスト勉強をしただけでも平均点ぐらいは取れるものです。地元のよそのお子さんも同じ学校に通い同じクラスに在籍しています。それでもちゃんと点は取っているでしょう。「〇〇ちゃんは賢くていいわねぇ」なんてママ友に言っちゃ駄目ですよ。「そんなことないですよー」と、ニッコリしている心の中は(黙れ!あたしが今までどんなに頑張ってきたか知らんやろ!)と思ってたりするかもですよ。

◆言っちゃ駄目といえば我が子に言ってはいけないのは「学校の授業の悪口」です。親は「だからあなたはもっと頑張れ」という意味での良かれと思っての発言かもしれませんが、これは子どもが学校の授業を軽く見てしまう「呪いの言葉」なのですよ。この呪いは効果抜群です!学校の授業はすべての基本です。もう一つ追加。「お母さんも〇〇は苦手だった」です。この呪いも効果抜群。子どもが「お母さんも苦手だったらしくて僕もできないんです」とかいって初めから無理と決めてかかるので学習の阻害になることが見受けられます。暗示ってこわいですね。「苦手」といわずに「嫌い」にしておくといいのかも。