以下は兵庫県でのお話です。他県の人は計算が違います。また友人の現役美術教師が「副科目という言い方が気に入らん」と言っているので「教養科目」と言い換えています。

さて、ここに2人の生徒がいるとします。
学力頭のいいAくんと文化的教養のあるBくんです。
その2人の公立高校入試の結果がつぎのようだったとします。

学力ではAくんの15点勝ち。
内申ではBくんの10点勝ち。(教養科目は内申がいい)

2023.3.31ブログ用3_page-0006

2人仲良く合格ならいいのですが
どっちか1人が合格だとしたらこのままだとAくんが合格です。


ところが兵庫県の公立高校入試では学力は半分に減らされます。
そのため合否判定では次のように変化します。

2023.3.31ブログ用3_page-0007





Bくんが逆転合格です。




◆ここで内申点の付け方のおさらいです。
学力5科目は通知簿の4倍。
教養4科目は通知簿の7.5倍。

◆学力オール5で教養オール4の子の内申点は次の通り。
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つまり内申220点


◆学力オール4で教養オール5の子の内申点は次の通り。
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つまり内申230点

うん?
5のかずはえーと、上の子は5個、下の子は4個。
下の子は5がひとつ少ないのに内申は10点も上じゃん!

そうなのです学力より教養が重たいのですよ。

この10点を学力で取り返すには
テストで20点勝たないといけません。

◆◆◆

‥‥で、冒頭のA君のようなケースが発生します。

さあ、この記事を読んだ皆さん、自分で対策を考えて実行してね!
自分から挨拶ができるようになるだけで好転しますよ!